伊豆大川温泉にある全室源泉かけ流し露天風呂付の宿「いさり火」から
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本日3月13日(日)は、伊東市のシンボル、大室山の山焼きが行われました。大室山は、約4000年前の噴火によってできた火山で、国の天然記念物にも指定されています。
お椀を伏せたようなきれいな山肌で、リフトで頂上まで登れば、すり鉢状の噴火口が。相模灘に浮かぶ伊豆諸島は伊豆大島から、利島、鵜渡根島、新島、式根島、神津島、三宅島や御蔵島まで、さらに北西からは富士山も見渡すことができます。さらにお天気次第では房総半島までも見えます!
伊豆半島では人気スポット第1位といっても過言ではないのでしょうか。
大室山の山焼きは年1回開催されており、700年続く伝統行事でもあります。
もともとは、茅葺き屋根用の良質な茅を採取するため、雑草や害虫を駆除を目的に行っていたのが、現在では地元の山焼き保存会を中心に伝統行事として続けられています。
今年は2月13日(日)に開催予定でしたが、積雪や、雨、強風により4週延期となり、ようやく本日開催されました。
地元では、「毎年当初の予定通り開催されることはないよ〜」という人が多いのも納得ですね。
午前9時ごろにお鉢焼き→正午に全山焼きと続きます。
午前10時頃から駐車場は満車になり、周辺道路は大変混雑します。
正午になると、パチパチと大きな音を立てて、勢いよく燃えていく姿を熱波とともに目の前で体験することができます。空からは黒い灰がたくさん降ってきますが多くの人はカメラや携帯で写真を撮るのに必死で気にも留めないようです。
ものの30分で全体が真っ黒に焼き上がります。
今は真っ黒な山肌も、新緑の時期にはきれいな緑色へ、そして冬には小麦色へと衣替えをしていきます。
まだご覧になったことがない方は、なかなかタイミングが合わせづらいですが、来年以降、チャンスがあればぜひご覧になってはいかがでしょうか。
花と観光の大使 N