伊豆大川には、大規模な商業、遊戯施設はありません。
その代わり、歴史と自然がたっぷりあります。
この地域からは縄文遺跡も発見されています。
いさり火から足を伸ばして散策してみれば、
自然と共に生きてきたかつての人々の面影、数々の物語が見えてきます。
フロントにて周辺MAPをご用意しています。お気軽にお申し付けください。
大川村の名主に生まれ、第9代大区長や県議会議員などを歴任した木村恒太郞(1826〜1886)の私邸の庭園だったものを1981年、公園として整備。
大川向井田川の水を引いた池と東家、木立があり、四季折々の風情が楽しめます。特筆すべきは、毎年6月初旬に開かれる「ほたる鑑賞の夕べ」。大事に育まれてきたほたるが舞う風景は幻想的です。ちょうちんを持って歩く「ちょうちんウォーク」や地場産品を販売する市も開かれます。
2013年は6月1日(土)〜16日(日) 19:30〜21:00に開催。雨天中止。
かつては炭焼きが盛んだった向田川沿いの山。その名残のやぶ椿がいまも山のあちこちに。椿の花が開く2月には、フォトコンテスト、クイズラリー、俳句ウォークなども開かれます。
さらに奥に足を伸ばすと「石神の滝」が。大雨の後や天城山の雪解け水が流れ込むときにだけ、姿を現す「幻の滝」です。この山の入り口にはかつて鳥居があり、山の奥深くには石神大明神が祀られているといいます。この地域の長い歴史を偲ばせる聖なる場所。山道ですので、しっかり準備してから向かいましょう。
江戸時代初期、江戸城拡張にあたって石垣などに使うため、伊豆の東海岸で産出された安山岩や花崗岩が船で江戸へ運ばれました。そんななか、港までも行き着くことなく残された石がありました。それが「ぼなき石」です。
つまりこの石は、皇居の石垣とは離れてしまった「兄弟」なのかも?
およそ幅120cm、長さ250cm、高さ100cm。重機もトラックもない時代、こんな巨大な石が運ばれていたことに驚かされます。東伊豆町指定文化財。
海のすぐそばに位置する歴史ある神社。社殿の彫刻は、寛永6年、名工と謳われた石田半兵衛が手がけたといいます。盃を手にした老人と龍、牡丹と獅子、武者像など、150年を経てもみずみずしく、迫力が感じられます。
小さな漁港のすぐ隣、もうそこが波打ち際、という絶好のロケーションにある露天風呂。
波の音を聞きながら、温泉に浸かるのも楽しいものです。
入浴料500円。入浴時間11:00〜18:00 (土日祝および8月 11:00〜20:00)